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関山岳会 2023山行記録 Seki Alpine Club

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月例登山


4月度月例登山:高屋山955.9m・小津権現山1157.7m (揖斐川町)

 岐阜百山・東海の百山 
                                           2023年4月23日

  新緑で、気持ちのよい涼しさの稜線を小津権現山に登りました。  
高屋山から小津権現山の中間辺りでは、シャクナゲの群生が見ら
れ丁度、満開の時期で愛でながらの登山となりました。


 能郷白山は見えるものの、今年の雪解けは早く例年は、もっと白く
なっている時期ではあるが、今年は極わずかに残っている程度でし
た。


 白山と御嶽山は霞んで、僅かに見えるだけ、伊吹山は木々の合間
から確認できました。 (鈴木 記)

 
小津権現山・山頂にて




ミツバツツジ
ホンシャクナゲ
登山道からの小津権現山

5月度月例登山:赤坂山823.6m・大谷山813.7m (滋賀県高島市・福井県美浜町)

 関西百名山・近江百山・山渓花の百名山・登ってみねの福井の山 
                 2023年5月21日


赤坂山・山頂にて
 当初の計画の鳴谷山の林道が通れない情報から、赤坂山と大谷
山に変更しての月例登山となりました。 


  オオイワカガミの大群生が、あちこちで見られるものの花期は過
ぎていて残念でしたが、雪解けの遅かった所で数株が満開を迎えて
いてラッキーでした。


 その他、レンゲツツジ、カマツカ、オオバキスミレ、アカドウダン、サ
ワフタギ、エゴノキなどの花を見ることが出来ました。


 景色としては、黄砂なのか全体に霞んでおり日本海は薄っすらし
か見えませんでしたが、琵琶湖方面は確認でき、竹生島や伊吹山も
見ることができました。眼下のメタセコイヤの並木も山頂から確認で
きました。 オオイワカガミの最盛期や残雪の頃にも面白い山で是
非、もう一度登ってみたいと印象に残る山行でした。 (鈴木 記)



赤坂山手前のレンゲツツジ
まだ残っていたオオイワカガミ
大谷山山頂にて

6月度月例登山:小秀山1981.9m (長野県王滝村・中津川市)
 日本二百名山・信州百名山・長野県の名峰百選・岐阜百山・岐阜百秀山
               2023年6月25日

小秀山・山頂にて

  梅雨の中休みの晴れ間に恵まれて今回は、王滝村側から3年連
続、雨で流れて3年間でC/Lが大野、鈴木、西田と替わって来た因縁
の小秀山である。


 今回は4度目の正直でC/L武田さんの発案で、再チャレンジ! 登
山口からの急登を尾根筋まで上がると御嶽山が、見えたので山頂
からの眺めを期待して登った。 


 一休からは高時山は見えたが、恵那山は最初から雲隠れしてい
る。OK知恵の輪、フクロウ岩、ペンギン岩、オコジョの窓岩、モアイ
岩、切通し岩、兜率岩を通り、山頂に到着。


 その途中では、サラサドウダンが、あちこちで咲き、コイワカガミも
咲いていた。 暑くなる予報だったが、樹林帯に入ると気温は下が
り、気持ちの良い風も通って涼しかった。 


 期待していた御嶽山は、雲隠れで見えずじまいで、避難小屋「秀峰舎」に移動し、早めの昼食を採り下山しまし
た。 下山後、自然湖を眺めて、道の駅「三岳」のビジターセンターで御嶽山の噴火当時の生々しい記録や写真
展示を見学して帰りました。 (鈴木 記)



サラサドウダン
避難小屋(秀峰舎)にて
帰路の途中で自然湖

7月度月例登山:水後山1558.6m・鎌ヶ峰1669m・大日ヶ岳1709.0m(郡上市・高山市)
 日本二百名山・日本千名山・東海の百山・岐阜百秀山・飛騨百山・岐阜百山
            2023年7月16日
  7月の例会登山は梅雨明け直前の大日ヶ岳。  登山口の桧峠には、既に数台の車が止まっている。

  今回は初めての男性3人のみの例会登山。   いつもと違い、いたって静かな登りはじめとなった。  

  嬉しいことに我等にもニッコウキスゲやササユリの花が優しく出迎えてくれて、3時間強で頂上に到着。 本格的な夏山シーズン前の大勢の登山客を後目に早々と下山となりました。(C/L 須田 記)



大日ヶ岳山頂にて



ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)
鎌ヶ峰付近にて
シモツケソウ

9月度月例登山:北横岳2472.0m・縞枯山2403m・三ッ岳2374m・雨池山2325m
 日本千名山、甲信越百名山、信州百名山、長野県の名峰百選  
                  2023年9月24日

北横岳北峰にて

 北八ケ岳ロープウエイで一気に高度を稼ぎ、坪庭を抜けるとシラビ
ソの林と苔むした八ケ岳らしい登山道が続く。 


 北横岳山頂からは南八ケ岳から乗鞍岳、御嶽山、北アルプス、蓼
科山までクルリと素晴らしい展望が望めました。北東方面には、妙義
山や荒船山が確認できる。 


 北横岳山頂から男性陣は三ツ岳、雨池山を周回する岩稜ルート、
女性4人組は来たルートを戻るコースに分かれて行動。 女性組は
北横岳ヒュッテ前の七ツ池に寄ってから坪庭経由で縞枯山荘前を通
過し、雨池峠で男性陣を待ちながらの昼食タイムとなりました。 

(C/L 波多野 記)

 一方、男3人組は北横岳北峰から女性陣と別れ、三ツ岳分岐から
岩峰の三ツ岳V峰・U峰・T峰の岩峰を巡りました。 三ツ岳は溶岩
(安山岩)が地殻変動で隆起した時に出来た大きな岩塊がゴロゴロする3つのピークを持つ山でスリル感のあるプ
チ岩登りを楽しみました。


 三ツ岳から雨池山を経て、雨池峠に下り、再び女性陣と合流して、一緒に昼食をとり、雨池峠から縞枯山〜展
望台までをピストンしました。(鈴木 記)



北横岳南峰にて
三ツ岳の岩峰を登る
縞枯山展望台にて

10月度月例登山:竜王山604.6m・白石峰580m・天狗岩509m(滋賀県栗東市・大津市)

 近江湖南アルプス(金勝アルプス)・近江百山
                              2023年10月15日


天狗岩手前の岩場にて
小雨の中、関市を出発 途中雨が強く降り出して、祈るような気持ち
で車を進めると、登山口駐車場に着くころには雨も上がり感動もの。
 決行して良かったです。


 琵琶湖一望の絶景との情報があって期待していた馬頭観音堂前
の登山口駐車場は、雨上がりということで霧もあり普通でした。 登
山開始から、いきなり下りとなりラクチンのコース。 6分ほどで大野
神社そして、すぐ駆け上がった所の竜王山山頂に到着。 大先輩方
には、申し訳ない気持ちでした。 


 竜王山から分岐となる白石峰を経て、耳岩の巨岩を登り、天狗岩
へと進むルートは花崗岩の巨岩群が次々と現れワクワクがとまりま
せん。 巨岩を登るスリルと岩上からの大津市街、琵琶湖大橋、琵
琶湖の眺めは最高! 様々な岩と共に写真を撮っていただけて楽し
かったです。 


 天狗岩からの下りに「狛坂磨崖仏があるので見に行こう!」と師匠が素敵な提案をしてくださったので、更に楽し
い山行となり、途中の白石峰の分岐からドンドン下っていくと、想像以上に立派な狛坂磨崖仏が現れてビックリ!
 良いものが見られました。

 
 狛坂磨崖仏から頑張って登山口まで登り返して下山。 登山口からの展望は霧も晴れましたが、巨岩群からの
絶景を見てしまったので感動も薄く、普通に見晴らしが良いという感じでした。 帰る途中で、近くの道の駅「こんぜ
の里りっとう」で特産のイチヂク入りのソフトクリームを食べられて大満足で笑いの絶えない楽しい山行となりまし
た。 残っていた道の駅のスタンプもゲット!(C/L 大西 記)



竜王山にて
耳岩にて
天狗岩にて


天狗岩直下にて

11月度月例登山:宇連山929.7m(愛知県新城市)
 愛知の130山・奥三河名山八選 
                                      2023年11月5日

宇連山・山頂にて

 5日(日)は延期することなく決行! 11月では異例の夏日で、汗び
っしょりの山行でした。 宇連山は以前、「うれさん」と言っていました
が最近は「ウレヤマ」ですね。  


 モリトピアも一昔は、なかったような‥ 登りはモリトピアからBキャ
ンプ場を左折し南尾根コースを取り、少し登ると県内屈指の展望(西
に鳳来寺山、東に三ツ瀬明神山)と岩稜が待ち受ける。 最初の休
憩は南尾根展望台(390m)360度の展望で素晴らしい!   まだまだ遠い
山頂を見てアップダウンを繰り返し登る。 岩稜の岩は花崗岩でもチ
ャート岩でもない何岩だろうか!? 後から調べると鳳来寺山系は、凝
灰岩や流紋岩、松脂岩系統の岩で形成されていて宇連山の地質は
流紋岩質溶結凝灰岩という火成岩らしい。 


  宇連山は、ヤマップの地図を見ていてもルート有りすぎ初めての者
は迷いそう。   登りは南尾根、西尾根を北に進み国体尾根分岐等、いくつかを見送り、山頂929mに着く(12
時)。 


 山頂は思いの外、狭い。 展望も南東に三ツ瀬明神山を望むくらいでした。 

 下山は滝尾根分岐まで戻り、ここから激下りの北尾根を下り林道に出るとほっとする。大津谷林道50分歩くとモ
リトピアに着く。 予定通り15時着。全員無事下山。 奥三河では三ツ瀬明神山と並ぶ人気で一年通じて多くの登
山者を迎える宇連山、会員は面白かったそうです!! 花??はツルリンドウが赤い実をつけて、愛らしかったです。
(C/L 武田 記)



南尾根岩稜を登る
岩稜を登る
登山道沿いの紅葉

12月度月例登山:満観峰470m・丸子富士450.0m(静岡県藤枝市・焼津市・静岡市)
 焼津アルプス 
                                                2023年12月17日


満観峰・山頂から富士山をバックに
 計画では富士見台の予定であったが、暴風と吹雪の予報になり急
遽、1日晴れ予報の静岡県の満観峰に変更し新東名から、登山口
のある静岡市側の道の駅「宇津ノ谷峠」に向った。 Net予約した登
山口前の駐車場から反時計回りで満観峰に登りました。 


 登山道脇のあちこちではハナミョウガの赤い実が、たくさん目につ
く。 最初の岡部口登山道との分岐では富士山が見られ、山頂から
の絶景に気運が高まる。  途中の大木を通過し、茶畑の放棄地を
過ぎると満観峰の頂上に着く。 満観峰は焼津アルプスの一座だそ
うで今日は強風ながら快晴で真正面に雪を被った富士山と、その左
には南アルプスや八紘峰、山伏〜真富士山、毛無山、竜爪山など、
右側には越前岳、位牌岳、箱根の神山と駒ケ岳などが見えます。


 又、広々とした駿河湾が一望でき伊豆半島や天城山まで見え、ま
さに絶景の山で登山者も多い。 満観峰から丸子富士、紅葉台まで足を延ばし、再び満観峰に戻って、周回の登
山道を道の駅に下った。 しかし頂上まであった茶畑には驚かされ、放置された畑ばかりだったがモノレールまで
引いてあり昔の人の苦労が偲ばれる。 トレイルランの大会も開かれるそうで何人かとすれ違った。 どこの山で
も走る人がいるものだと思った。

(C/L 波多野 記)



満観峰からの富士山
色鮮やかなハナミョウガの実
山頂から見る駿河湾

1月度月例登山:蛇峠山1664.4m(長野県阿智村・平谷村・阿南町)
 阿智セブンサミット
                                              2024年1月14日

蛇峠山・山頂にて

 5新春登山で阿智セブンマウンテンの一つである蛇峠山に登りまし
た。治部坂高原スキー場に登山口があり途中、亀の池に立ち寄っ
て」見ると人が乗れる位に凍っていて、ビックリです。ここから登山道
に入って行きました。


 ・・・あれ?前回来た時と違う!! 何と通常の登山道でなく、少し右側
の藪漕ぎルートです。 雪が少なく笹が立っており久しぶりの藪漕ぎ
が結構、面白かったです。   雲ひとつ無い晴天で、展望台から見え
る御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、中央アルプス、南アルプスが綺麗に
見え、パノラマを楽しみました。


 下山後は温泉「湯ったり〜な昼神」で疲れを癒し、温まって帰途に
つきました。お疲れ様でした。(C/L 梅津 記)



馬の背展望台にて
馬の背展望台からの南アルプス
御嶽山

八ヶ岳・鋸岳・仙丈ヶ岳・北岳・間ノ岳・農鳥岳・塩見岳・小河内岳・荒川東岳・赤石岳・兎岳・聖岳・上河内岳・加加森山・光岳・池口岳

2月度月例登山:入笠山1955.4m(長野県富士見町・伊那市)
 日本三百名山、甲信越百名山、信州百名山、長野県の名峰百選
                  2024年2月17日


入笠山・山頂にて
登山口に向かう道中は、晴れ予報にも拘わらず、雲が多くて少し時
雨れていましたが、登山口に近づくにつれ、青空が広がってきて展
望に期待をして歩き始めました。


 しばらくすると、足下に雪が出てきて滑りやすいのでチェンスパイク
を装着しました。装着すると、やっぱり歩きやすいです。 到着した入
笠湿原には、雪原が広がって気持ち良いですが、ゴンドラで登ってき
た観光客も多く賑わってきました。


 ここから尾根をしばらく登ると広々とした山頂へ到着です。雲はあ
るものの、八ケ岳や南アルプスが大きく見えます。  でも2月だという
のに雪が少ないです。遠くには北アルプスや富士山まで見渡せる絶
景が広がりテンションが上がります。


 山頂からの下山は、尾根コースを下り、山彦荘前で昼食を済ませてから、下山しました。 やっぱり、雪山は楽し
いけど、雪が少なく心配になるほどです。 今回も、天候に恵まれて楽しい山行となりました。(C/L 横山 記)



沢入登山口から入笠湿原へ
入笠湿原にて
山頂からの富士山

3月度月例登山:平沢山1653.2m・飯盛山1643m・大盛山1643m(長野県南牧村)
 日本千名山、信州ふるさと120山
                                      2024年3月17日

飯盛山・山頂にて

 今年度、最後の月例登山は暖かい日が続いて一時的に雪が降っ
たものの直近に南岸低気圧による降雪で例年になく結構、雪が積も
って今年度、最後の月例登山は平沢山・飯盛山・大盛山の雪山登山
となりました。


 思いがけない雪の量に、はしゃぎながら楽しく笑顔が絶えない行程
でした。晴れると富士山、南アルプス、八ヶ岳、金峰山、瑞牆山など
の360度のパノラマの山でしたが、今回、上空は晴れているものの、
絶景パノラマは全く見えず、お預けとなってしまいました。駐車場に戻
って隣の獅子岩を周り、帰路につきました。


 波多野さんが、ご高齢ながら、まだまだ元気に登られるのに今年度
限りで退会されることから、関山岳会として最後の登山となり、参加
会員と共に最後に楽しく登れ、波多野さんの参加される最後の山とし
て思い出に残る山行となりました。長い間、お世話になりました。(鈴木 記)



平沢山にて
大盛山にて
飯盛山に向かう
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