関山岳会 2024山行記録 Seki Alpine Club

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月例登山


4月度月例登山 子檀嶺岳1223.2m(長野県青木村)
 信州百名山・日本千名山・青木三山 

2024年4月20日


子檀嶺岳 山頂にて

 参加者:C/L武田、須田、梅津、鈴木(4名)

当初、日曜日(4/21)の予定が雨の予報になり急遽、前日の土曜日に
変更したため、4名だけの参加となりました。


 今回は青木村役場の奥にある林道の一番距離が長く、急登が続く
「村松西洞コース」を登りました。 林道から登山道に入ると、急登の上
に大量の落葉が敷き詰められた登山道は滑って登りにくい!。 更に
仏岩からの激急登を登り、稜線分岐へ出て山頂に到着しました。 こ
の日は黄砂で、絶景となる所の山々が霞んで見え、残念! 絶景を堪
能することもなく、同じルートを下山し、近くにある大法寺の国宝「三重
塔」で観光気分を味わい、田沢温泉にて汗を流し、帰路となりました。
(鈴木 記)


 信州百名山「子檀嶺岳」の参加ありがとうございました。 時間は短かったですが、急登と激下りに大変でした
ね。 登山道の3つのコースの中で一番きついコースを選択した。   たまには緊張感もいいですね。 私が一番
辛かったような、夏山に向け訓練の一端でもありました。  展望は抜群なんですが黄砂の春霞ながら五竜、鹿
島槍が微かに見えました。 7月の月例登山の籠ノ登山も淡く見えました。 是非参加のほど。 下山後は、予定
に入れました大法寺の国宝見返りの塔(三重塔)観賞、ハナモモが満開で素敵でした。 ついでに青木村郷土美
術館にて絵画鑑賞カフェセットでくつろぎ、道の駅青木で買い物と田沢温泉立ち寄りました。青木村でいろいろと
楽しんじゃった山旅でした。 (C/L 武田 記)





急登を登る

山頂の祠

黄砂で霞む爺ヶ岳・鹿島槍・五龍


大法寺の国宝「三重塔」

大法寺のハナモモ

道の駅「あおき」からの子檀嶺岳
 

林道駐車場所9:00出発→登山口9:08→仏岩9:49→稜線分岐10:15→子檀嶺岳 山頂10:18着
子檀嶺岳 山頂11:00発→稜線分岐11:03→登山口11:45→林道駐車場所11:54着

国土地理院 25000電子地図使用


 ■場所:長野県青木村                  ■今回の登山口付近マップコード:177 164 085*44
 ■今回の登山コース:村松西洞コース                  (ゲートを開けた奥に駐車場所有り)
 ■青木村のトレッキングマップ                                  
      http://www.vill.aoki.nagano.jp/asset/00032/kanko/kankoukyoukai/aruku/trekimge/trek_map.pdf
      http://www.vill.aoki.nagano.jp/asset/00032/kanko//pamphlet/06trekkingmap.pdf  

 参考:冬の晴れ間には爺ヶ岳、鹿島槍、五龍、唐松方面と根子岳、四阿山、美ヶ原(王ヶ頭、王ヶ鼻)
     篭ノ登山、黒斑山、浅間山(頭のみ)などが見えます。
 ■過去に登った時の写真 

爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳

烏帽子岳・篭ノ登山・黒斑山・浅間山・剣ヶ峰


5月度度月例登山 局ヶ岳1028.7m(三重県松阪市)
 東海の百山・近畿百名山・関西百名山・三重の百山
 日本千名山・まつさか香肌イレブン・伊勢三山

2024年5月31日(計画)→2024年6月1日(雨天変更)


局ヶ岳山頂にて
 参加者:C/L鈴木、大野、横山、梅津、武田(5名)

 当初、5月31日の予定でしたが、台風1号の通過に伴う雨天のため、次
の日の6月1日にずらしての5月度月例登山となりました。 今回は、「南
伊勢の槍ヶ岳」と呼ばれ、会員がまだ見てたことのない「イナモリソウ」が
咲く「局ヶ岳」です。 局ヶ岳神社前の駐車場は地元のトレッキング教
室?の人たち車で満車に近い状態。


 ここから、旧登山道に入り、小峠(新登山道との分岐)を経て山頂に到
着。 山頂のすぐ下には反射板があり、反射板の下にも鉄骨の展望台が
設けられていました。


 山頂からは、日本三百名山である三峰山、高見山、倶留尊山の他、
「まつさか香肌イレブンの山々」が確認できました。 山頂から小峠を経
て、整備された歩きやすい新登山道に入りました、登山道脇には本日、
一番の目的であるイナモリソウが、まばらに咲いていて、薄ピンクのかわ
いい花を見ることができました。


 「南伊勢の槍ヶ岳」と呼ばれ、遠くから見える急峻な姿ででしたが、つづ
ら折りの登山道で、涼しい風が吹き抜けて気持ち良い山行となり思った
より、すんなりと登れました。 7月には、めずらしいヤマジオウ(山地黄)
の花が咲くみたいです。

 今回の山行で、確認できた花は、オオルリソウ、ウツギ、タニウツギ、ガクウツギ、ハルノタムラソウ、イナモリソ
ウ、クララ、フタリシズカ、タツナミソウ 花は、これからですがバイケイソウ、ヤマジノホトトギス、トリカブトの一種
(葉の形からカワチブシや、ヤマトリカブトではなさそう)が確認されました。 (鈴木 記)
 



局ヶ岳神社(駐車場)

オオルリソウ

ウツギ


ガクウツギ

ハルノタムラソウ

イナモリソウ


タツナミソウ

山頂

局ヶ岳反射板
 局ヶ岳神社前駐車場9:19発→小峠10:46→局ヶ岳11:14着(昼食)11:48発→新登山道登山口13:20→
 局ヶ岳神社13:32→局ヶ岳神社前駐車場13:34着
国土地理院 25000電子地図使用



6月度月例登山 北屏風山790m・屏風山794.4m・八百山792m・馬の背山764m
 黒の田山751m・黒の田東湿地・月山794m(岐阜県瑞浪市・恵那市)
 岐阜百山・岐阜百秀山 

2024年6月22日

屏風山山頂にて

 参加者:C/L須田、横山、梅津、武田、鈴木(5名)

 平年より15日遅く梅雨入りした翌日の6月22日(土)、瑞浪市にある屏風山(794m)山系に登山。 梅雨空に翻弄されながらもこの日は、本格的な梅雨に入る前のラストチャンス。

 恵那三郷(みさと)の「寿老の滝」の駐車場を8時にスタート。 所々に花こう岩むき出しの林道の崖を仰ぎながら視線を落とすと草むらの中にひっそりとササユリがお出迎え。 30分ほど林道を詰め途中から登山道にとりつき急登を25分登り、まもなく一等三角点の屏風山頂上に到着。

 ご夫婦の登山者に写真を撮ってもらい、次の八百山へ向かう。

 名の通り800mは屏風山より高い。 武田さんが、ふと上高地の六百山に登りたいと言ったが、皆一様に関心なさそう?であった。 それから目立たない展望地、馬の背山をやり過ごし、未踏の「黒の田山」へピークハント。 木材切り出しのための林道工事が痛々しい。

 「黒の田山」から「黒の田東湿地」へ向かう途中に「屏風山」で先ほど会った、ご夫婦と再び、すれ違い湿原の情報を聞いて、益々期待をかける。 その前に最後の月山に行く。 10分ほどの頂上には御岳神社の小さな石碑がひっそりと置いてある。 ここまで最初の北屏風を含め2時間強で何と6つの山に登ったことになる。 そのご褒美で今日のメインである「黒の田東湿地」に到着。

 大きく開けた明るい緑の湿地が目の前に広がる。 今回で3度目だが、いつ来ても何でこんな小さな山中にと不思議に思う。 自然界の微妙なバランスで湿原が保たれていることに先ほどの林道工事がちょっと心配にもなる。トキソウ、ノカンゾウ、アヤメそして一番見たかったハッチョウトンボが皆のカメラに収まっていた。 また偶然にも岐阜市役所山岳部OB会の浅野さん、田中さんのグループと出会い暫し交流する。  

 昼食を食べ1時間滞在して下山道へ。すぐに木々の緑の濃い谷沿いの林道に入り、時々谷から吹く涼風に打たれ快適に30分で駐車場に到着しました。 帰りは道の駅「そばの郷らっせぃみさと」で名物の蕎麦を楽しみに寄ったが何と16人待ちで諦めて、中野方の「坂折棚田」を見学し白川経由で帰路に就いた。 梅雨空に振り回され二転三転した6月例会登山でしたが皆さんの懐の深さで無事終わりました。(須田 記) 




林道に咲くササユリ

屏風山で休憩

屏風山で次の山を確認


八百山(標高800m)

展望台途中の永王権現

黒の田山からの下りにて


月山山頂の御嶽神社石碑

ノカンゾウ

黒の田東湿地のトキソウ


ハッチョウトンボ(雄)

ノハナショウブ

ハッチョウトンボ(雌)


シオカラトンボの羽化

ベニシジミ

黒の田湿地にて昼食


黒の田湿地から下って来た

寿老の滝へ長い林道を下る

寿老の滝にて
 
 寿老の滝P 7:58出発→林道登山口8:25→北屏風山8:50→屏風山山頂8:51着9:17発→八百山9:24→展望台9:31→馬の背山9:40発→黒の田山9:49→月山10:17着10:32発→黒の田東湿地10:50着11:55発→寿老の滝P12:30着
国土地理院 25000電子地図使用

 ■場所:瑞浪市・恵那市 
 ■寿老の滝付近マップコード: 98 415 539*76
 ■今回の登山コース:寿老の滝から半時計回りで周回                  


7月度度月例登山 岩戸山182.2m・金華山328.8m・鷹巣山232m(岐阜県岐阜市)
 (参加者不足で東篭ノ登山から変更) 東海の百山・続ぎふ百山・岐阜百秀山
2024年7月20日


岩戸山手前の展望地にて
 参加者:C/L武田、横山、山内、鈴木(4名)

 7月の月例登山は信州の東篭ノ登山でしたが、参加人数が少なく遠方
ということもあり代替として近場の金華山に変更しました。


 金華山通の会員横山さんの参加で、知る人ぞ知る登山道を案内しても
らった。 岩戸公園→岩戸山→七曲り→山頂→妙見峠→鷹巣山→くちな
しの岩→岩戸公園と周回しました。


 登山の最中、石垣にも精通で学芸員のよう説明してもらった!
 お陰様で金華山全容の知識が広がり、有意義な登山でした。 
 ありがとうございました! (武田 記)



岩戸公園北側駐車場から
岩戸山に向かう

138タワーが見える

金華山案内看板にて本日の
コースを確認へ向う


岐阜城へ

鷹巣山にて
(岐阜城をバックに)

鷹巣山、山頂手前の
展望地から岐阜城


賑やかなキャラクターと岐阜城

鷹巣山にて
(岐阜城をバックに)

鷹巣山の展望地にて


くちなし岩にて

オニユリ
ムカゴが一杯あった

駐車場近くのキハギ


8月度月例登山 安峰山1058m(飛騨市)
(台風影響による参加者激減の影響で百里ヶ岳から変更)続ぎふ百山・飛騨百山
2024年8月25日

安峰山・山頂の東屋にて

 参加者:C/L横山、梅津、鈴木(3名)

 登山(墓地)駐車場出発8:14→ゲート8:20→登山口8:28→25観音堂跡9:21→分岐9:26→山頂9:32→トイレ10:16→登山(墓地)駐車場到着11:10 

 8月月例登山は百里ヶ岳の予定でしたが、天気が悪く参加者も3名となったために、何とか天気が持ちそうな飛騨古川の安峰山に登ることにしました。 朝霧と北アルプスの展望で有名な山ですが、今回は、どちらも望めそうもありません。

 麓にある墓地の駐車場に車を止めて、林道を15分くらい歩き、登山道入口から登ります。 しばらく登ると今日の目的のひとつ、ミヤマウズラが咲いていました。 

 花の盛りには少し遅いものの、山頂近くまでたくさんありました。 他にもママコナやツリガネニンジンなどの花を楽しんでいるうちに山頂に到着しました。 展望台に立ってみても、やはり遠くの山は見えなくて寂しいです。 山頂の東屋にある山名の看板にはミヤマウズラの花が彫られており、この山を代表する花だということが分かります。 

 記念写真を撮って小休止をしてから、さっそく下山しましたが、あっという間に下山してしまいました。蒸し暑くて汗だくなので、「ぬく森の湯すぱーふる」で温泉と昼食を済ませて、トマト農家直販所でトマトを買って帰路に着きました。

 今回は、短時間で登れる山となりましたが、秋から冬のお天気が良い日に登って北アルプスの大展望を望みたいと思いました。



林道脇のフジカンゾウ

林道脇のボタンクサギ





ママコナ

ツリガネニンジン

登山道沿いに沢山咲く
ミヤマウズラ




林道を歩き
登山口に到着

クマよけの鐘を
鳴らす二人

北アルプス展望図
この日は何も見えず


9月度度月例登山 蠑螺が岳(さざえがたけ)765m・西方が岳763.8m
(福井県敦賀市・美浜町)登ってみねの福井の山・日本千名山
2024年9月29日


西方が岳 山頂にて
 参加者:C/L大野、須田、武田、山内、鈴木(5名)


 敦賀市コミュニティバス 立石行
 常宮バス停7:20乗車→底裏バス停7:30下車→蠑螺が岳登山口8:40
→長命水9:00→一枚岩展望所9:45→蠑螺が岳10:05→西方が岳三角
点11:25→西方が岳(標柱)11:29→オウム岩12:22→銀命水12:45→奥
の院展望所13:20→常宮神社参拝後、常宮 神社前駐車場14:00着


 常宮神社前に車をデポして、バスに乗車し浦底で下車。 ”水島”を見
たくて蠑螺が岳から西方が岳へ敦賀半島を縦走してきた。



 蠑螺が岳までは、なかなかの急登が続く。 海抜0mからジワジワと堪える登りは685m以上に、きつく汗が吹き
出る。 途中の一枚岩から見下ろす北陸のハワイとも言われている”水島”と青い海は、曇り空でイマイチ!。


蠑螺が岳からも美しい景色が見えるはずだったが、ガスに覆われてしまった。 かもしか台への脇道へ入った途
端、オオスズメバチに襲撃され、女性2人が被害にあってしまった。 もう一つのピーク、西方が岳は眺望もなく三
角点があるだけで、避難小屋の前にある山頂標柱で写真撮影。

 ここから下った所の展望岩もガスって、何も見えなかった。

 ブナの自然林の中を進むと銀名水と呼ばれる水場まで下りてきたが、枯れる寸前だった。 更に奥の院展望所
へ下りて来ると標高が下がった分、随分と近くに敦賀湾が見える。 階段を延々と下り、やっと常宮神社まで下り
て来た。


 標高からして軽く登れると思っていたけど、海抜0mからの高低差は、想像以上にきつかった!。 下山後、常宮
神社に参拝すると、舞殿から海を眺められるのは最高に雰囲気が良い。 快晴の水島が見れなかったのは少々
残念だったが、随所にある大岩から海を見ながら歩く、なかなか充実した約10kmの縦走だった。(C/L大野 記)

水島ビューポイント
からの水島
蠑螺が岳への登り
(長命水手前)
蠑螺が岳手前の一枚岩から
ガスが掛かった水島
一枚岩にて
ロープを使い大岩へ
西方が岳 山頂にて

10月度月例登山 学能堂山1021.4m(奈良県・三重県)
関西百名山・近畿百名山・三重の百山 
2024年10月25日

学能堂山にて

 参加者:C/L大西、S/L武田、梅津、鈴木(4名) 
 天候 曇りのち晴れ

 コースタイム
 みつえ青少年旅行村第2駐車場9:48発→小須磨山登り口10:00→コスマ峠10:59(休憩)→白土山11::18(休憩)→東俣山11:39→学能堂山12:01着(昼食)12:59発→東俣山13:12→白土山13:23→コスマ峠13::40→小須磨山13:46→コスマ峠13:52→小須磨山登り口14:24→みつえ青少年旅行村第2駐車場14:40着 

 日程が平日になり参加者が少なく4人での山行になって申し訳ない気持ちで参加させていただきました。

 関ICから高速に乗り走ること約2時間半駐車場到着  しばらく民家がある道を歩き登山口へ。  
 登山道脇に小川があり、サワガニが沢山、登山道を横断している。 踏みつけないよう気を付けて登る。   大きめの蛙、白っぽく逃げ足の速いヘビ?に驚かされながら、涼しい風が吹く登山道を登って行くと、植林地帯が開け、ススキ原の展望地となっていて、後方には学能堂山の姿が、どど〜んと鎮座。  しばしの撮影大会となりました。

 一旦、下りますが登り返して、あの山に登るのかとちょっと不安に思いましたが、意外にもあっという間に登頂しました。  360°見晴しの良い山頂は、心配した風もなく、憧れのマッターホルンのようなお山も眺められて最高でした。

 下山後は、温泉に入り、名物 杖形のチュロスを食べ、気になる道の駅に寄っていただき、大満足の山行となりました。(C/L大西 記)



登山道に出てきたサワガニ

白土山にて

東俣山にて


学能堂山の展望地にて

山頂に到着

山頂からの局ヶ岳


山頂から大洞山・尼ヶ岳方面

ピラミダルで急峻な高見山

 住塚山・古光山・国見山方面


11月度度月例登山 野登山851.4m・仙ヶ岳961m(三重県・滋賀県)
近畿百名山・東海の百山・三重の百山・近江百山・鈴鹿50名山・亀山7座・日本千名山
2024年11月24日予定



12月度月例登山 長者峰1574.2m・高峰1599m(長野県)
 (日が短いので太刀岡山・黒富士・枡形山から近場の山に変更) 
2024年12月14日予定


  

1月度月例登山 綿向山1110m(滋賀県)
近江百山・鈴鹿50名山・東海の百山
2024年1月18日予定



2月度月例登山 取立山1307.2m(福井県)
登ってみねの福井の山・日本千名山 
2024年2月11日予定


  

3月度度月例登山 野伏ヶ岳1674.3m(岐阜県・福井県)

日本三百名山・日本千名山・岐阜百山・岐阜百秀山
2024年3月9日予定