関山岳会 2024山行記録 Seki Alpine Club

写真をクリック(タップ)してもジャンプします。










合宿登山


春山合宿

 1日目:熊野古道・馬越峠道
          カンカケ山494.1m・天狗倉山東峰520m・天狗倉山511m(三重県)
 東海の百山

 2日目:熊野古道・馬越峠道&便石山599.2m(三重県)

 三重の百山 
2024年5月10日・11日

便石山の「象の背」にて

参加者:C/L:須田、S/L鈴木、大野、横山、梅津

【1日目】
 三重県尾鷲市の手前の紀北町にある道の駅「海山」の少し先にある鷲毛バス停脇にある熊野古道、馬越峠道登山口から熊野古道の石畳を登り、馬越峠まで15分程度手前の分岐から馬越峠に行くのは明日に残しておいて、要所を踏破するため林道を大回りして、おちょぼ岩、カンカケ山経由で天狗倉山に登りました。 林道から途中の水地越峠に向かう急登の登山道を登りました。水地越峠で休憩をし、更なる急登をおちょぼ岩へ向いました。 おちょぼ岩に着くと、その先には急登を登って来た、ご褒美ともいえる尾鷲湾の絶景が広がり、海なし県から来た者としては感動ものでした。

 おちょぼ岩から、カンカケ山、天狗倉山東峰を経て巨石群を縫うように天狗倉山に到着。 さすが天狗が好む様な巨岩があり、鉄梯子を登ると山頂。 山頂からは尾鷲の漁港や市内が一望!。

 天狗倉山を堪能して、登山道を少し戻って覗岩、岩屋堂、八畳岩へと下りました。 下山後、尾鷲神社に参拝して1日目を終え、近くの民宿に向かいました。(1人はバスで車を回収)

【2日目】
 馬越峠道を尾鷲市側から登り始め、馬越不動滝に寄り道して、急な石畳を登り馬越峠に到着。 峠から釣尾根状の急な階段を一旦、下り登り返し、激急階段を登ると便石山に到着。 山頂は三角点のみで景色もないので象の背に向かいました。 もっと怖いと思っていたが、難なく岩上に上がることが出来、絶景を満喫しました。女性陣も1にずつ楽々上がり、記念写真を取り合いました。

 最後に2人組の女性に象の背に全員跨った写真を取ってもらいました。 下山は、同じルートを戻り、温泉「夢古道の湯」に浸かり、おさかな市場「おとと」に立ち寄り、帰路となりました。(S/L 鈴木 記)
 
 熊野古道、そして便石山の象の背。眼下に太平洋が広がるその光景は長い間恋焦がれたシーンでした。しかしその道のりは厳しかった。馬越峠から階段状の急登を延々と1時間30分。ようやく象の背に乗ったそこからの風景は想像以上でした。また前日の天狗倉山の巨石群や尾鷲の港町、宿での海の幸も堪能でき、思い出深い春山合宿となりました。今度はぜひ熊野三山にも足を伸ばしたいです。(C/L 須田 記)
 
  熊野古道・馬越峠道
   北側登山口(三重交通バス、鷲毛バス停)
   前駐車場のマップコード: 331 340 789*26

 バスで戻る場合は尾鷲市側:
   栄町バス停、尾鷲駅口バス停、県鷲尾庁舎前バス停から乗車
   バスの行先
   (54)島勝 行、(56)松阪中央病院(松阪駅前経由) 行
   (56)松阪駅前(ヴィソン経由) 行、(51)紀伊長島駅前 行 



熊野古道・馬瀬峠道を登る

カンカケ山経由で天狗倉山
に向かう急登

おちょぼ岩


おちょぼ岩にて
尾鷲湾の絶景をバックに

おちょぼ岩からの尾鷲湾

天狗倉山の巨岩上にて


天狗倉山の巨岩下にて

岩屋堂まで下ってきた

便石山 山頂にて

【1日目】 紀北町側、熊野歩道・馬越峠道→夜泣き地蔵尊→林道分岐→水地越峠→おちょぼ岩→カンカケ山→
天狗倉山東峰→NHK電波塔→天狗倉山→覗岩→岩屋堂→八畳岩→金剛寺→尾鷲神社→民宿「風帆」
【2日目】 駐車場所→馬越公園→馬越不動滝→桜地蔵→馬越峠→便石山・山頂→象の背→馬越峠→林道分岐→馬越峠→馬越公園→馬越大石→駐車場所
 国土地理院 25000電子地図使用

夏山合宿 北岳(山梨県)
1日目:広河原→白根御池小屋→二俣分岐→八本歯のコル→北岳山荘(8/2)
2日目:北岳山荘→北岳→肩の小屋→白根御池小屋→広河原(8/3)
 日本百名山・甲信越百名山・山梨百名山・甲州百山・新花の百名山・日本百高山
 山渓 花の百名山・日本千名山・温泉百名山・ふるさと百名山・日本百霊山
2024年8月1日20時出発〜3日


北岳山頂にて記念撮影
参加者:C/L武田、S/L大野
          須田、木股、梅津、山内、鈴木(7名)
 (往路)
 関→関富加IC→駒ヶ根SA休憩→
 双葉JCT→ 白根IC→芦安駐車場(登山タクシー)→広河原

 (帰路)
 広河原(登山タクシー)→芦安駐車場→韮崎IC→中央道原PA→駒ヶ根SA→恵那峡SA→美濃IC→関

 ここ4.5年夏山合宿はコロナが始まってから中止で実行できなかった。 今年は南アルプスの日本第2位の高峰、北岳・間ノ岳を強化合宿として前夜発、1泊2日の計画で実行しました。 

 無事に成功を収めましたが、1日目のコース(広河原→白根御池小屋→二俣→左俣コース→八本歯のコ

ル→北岳山荘)がきつかったので2日目に健脚グループが行く間ノ岳は見合わせとしました。 
 会員が高齢化してきた中での男性4人女性3人、平均年齢70歳の参加は画期的で凄かったと思います。

(1日目)
 1日目広河原を出発するが、女性一人が広河原登山口までの乗合タクシーに車酔いして体調、今一つ、白根御池小屋手前まで急な登りを歩く、小屋に着く。 木陰で大休憩を取り体調回復、ここから大樺沢二股まで20分、途中もう一人の女性の足がつり、薬を服用する。 

 前夜発の仮眠時間不足の影響が出ているのかと心配するが先へ行く。 大樺沢二股から左俣コースへ行き、雪渓横の足場の悪い急傾斜のザレ場を上部まで登り詰める。 木陰が少なく暑い。熱中症に気をつけ数回休憩して水分補給する。 時折見事なバットレスに目をやる。

 今日はクライマーが登っていない〜。 四角い岩盤が3.4個並んでいるのはマッチ箱のコルか〜と眺めて上部に着くと八本歯尾根に取り付く。短い梯子がこれでもかと数十本続き結構きつかった。 女性は男性に遅れながらも頑張って八本歯のコルに着く。 ここからはゴロ石の岩場を登り切ると北岳山荘への緩いトラバース道に出る。 ここは高嶺の花々が満開で癒やされながら歩くと北岳山荘に到着。 15時半は、ほぼ予定通り。 夕食まで2時間あるので散策したり体を横にして一休みでした。 夕食後、日の入りの夕景を撮りに小屋周りをブラブラ、見合わせることにした間ノ岳が雄大に聳え立っていた。

(2日目)
 翌日も快晴、ご来光4:45、4:30からの朝食を急いで済ませ写真を撮りに行く。ギリギリご来光に間に合う。雲海の上の富士山も美しい! 予定から外した間ノ岳は次回、農鳥岳と一緒にと思いながら5時半に出発し、北岳へ全員向かう。

 早朝の稜線は爽快、北岳の登り1時間10分、全員登頂、初登頂した会員3人感無量の喜びでした。 360度の展望、槍ヶ岳も見えている!

 「人生最後の北岳かな」と」呟く者もいる。 いつまでもいたい気持ちを抑え、肩の小屋へ下り休憩、7時30分に出発した。 白根御池小屋まで草すべりコース1時間50分、なかなか着かない。途中右手に昨日の登りの大樺沢雪渓、45度の傾斜角度があるように見え、よく我慢して登ったものだ。 白根御池を目に捉えたときは思わず嬉しさがこみ上げる。 

 10時半に全員が白根御池小屋に揃う、女性は勿論アイスクリームでクールダウン、昼食を摂って11時15分出発。 広河原まで1時間50分、疲れてきたせいか足取りが重い。小屋から半分くらいの第二ベンチで休憩、その後各自のペースで広河原へ下山する。

 女性がずいぶんと遅れる。 ちょっと遅すぎないか?広河原に着いた男性は心配して、登山道を見に戻る。女性の一人はザックを持ってもらい、全員無事に登山口に戻りました。14時に到着した。 安堵でした。

 登山(乗合)タクシーで芦安駐車場に移動し、白峰会館の温泉で汗を流す。 4時半に出発し、中央原PAで夕食休憩し関市役所9時20分に無事到着し解散。 ハードな強化合宿だったかと思い返します。 (C/L武田 記)
 
北岳の花」へ 

 右の花の写真をクリック(タップ)しても「北岳の花」に
 ジャンプします



白根大池小屋に向かう

白根大池小屋から
北岳を望む

北岳をバックに
白根大池にて


大樺沢を登る

超急登が、いよいよ始まる

八本歯コルに向かう


八本歯コルに到着

超急登の階段

動物の頭に似た岩
カエルにも見える


八本歯のコルから断崖を登る


日没前のテン場と富士山

富士山夕景

北岳山荘テラスからの朝焼


池山(避難)小屋付近からの
ご来光 左は
八本歯・ボーコン沢ノ頭・城峰

朝焼けの空と雲海に
浮かぶ富士山

間ノ岳・中白根山の
モルゲンロート


北岳山荘前にて

北岳山荘上の稜線上
から富士山をバックに

北岳への登り稜線上から
農鳥岳、間ノ岳、中白根山


北岳山頂からの富士山

北岳山頂にて富士山をバックに

北岳山頂のお地蔵さま


鋸岳・甲斐駒ヶ岳の奥は八ヶ岳

肩の小屋前から富士山と北岳

肩の小屋から白根御池へと下る



秋山合宿

 1日目:大菩薩湖北岸P〜雷岩〜大菩薩嶺〜国内御殿〜介山荘(大菩薩峠)
          大菩薩嶺2056.9m・国内御殿1850m・妙見ノ頭1980m・親不知ノ頭1951m
 日本百名山・甲信越百名山・山梨百名山・日本千名山・ふるさと百名山・日本百霊峰
 日本百霊山・花の百名山・新花の百名山 (大菩薩嶺、甲州市・丹波山村・小菅村)

 2日目:介山荘(大菩薩峠)〜熊沢山〜小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山〜大菩薩湖北岸P
      熊沢山1978m・天狗棚山1957m・小金沢山2014.4m・牛奥ノ雁ヶ腹摺山1991m
 大月市秀麗富嶽十二景・甲州アルプス(甲州市・大月市)
2024年10月11日・12日

大菩薩嶺・山頂にて

参加者:C/L:鈴木、S/L横山、須田、大野、梅津、武田(6名)

【1日目】
 大菩薩湖北岸P10:20発→展望台10:48→ふくちゃん荘11:32着
 12:06発→雷岩13:02着、13:10発→大菩薩嶺・山頂13:17着
 13:25発→国内御殿14:08→大菩薩嶺・山頂14:53→雷岩15:03→
 妙見ノ頭15:22→賽の河原15:29→親不知ノ頭15:33→介山荘15:43

 勝沼ICから大菩薩湖から流れる日川(にっかわ)沿いの山梨県道、大菩薩初鹿野線を通り大菩薩湖の畔にある大菩薩湖北岸Pに到着
 ここから、出発し、先ずは上日川峠の手前から木道の展望台へ向かった。 立派な木道が回廊の様に展望台まで続くが、腐って穴が空いていたりして、老朽化がいがめない。 展望台からは富士山が望めるとのことであったが、木々が大きくなりイマイチ。この日は、更に雲が出て富士の頭だけが見えるだけ。 そそくさと上日川峠に向かいロッヂ長兵衛から、ふくちゃん荘に向い、お昼のキノコ蕎麦を頂く。 
 ここに泊ったことのある会員は五右衛門風呂だった話で盛り上がる。

 ふくちゃん荘からカラマツ尾根を登り、雷岩に到着すると岩の上には、人だらけで富士山もガスがかかり、見えない。 全員揃うのを待って、大菩薩嶺山頂に向う。 途中で近くに鹿がいた。山頂から介山荘に行く人と、国内御殿をピストンで行く人に分かれ、行動。
 国内御殿は、山頂から丸川峠の方へかなり下った所にあり、しかもトラバースしている登山道の上にある。
 20センチ位の背丈の笹原を国内御殿をピストンした。 雲がでているので、もちろん富士山は望めないが、国内御殿のプレートを撮った。 国内御殿とすごい名前がついているが御殿とはほど遠く何のことはない。富士山が見えれば良かったが、この日はさっぱり! 急いで、雷岩に戻ると、あれだけ大勢いた登山者は、一人もいなくなっていた。 妙見ノ頭から親不知ノ頭を経て、無事に介山荘に到着し、一日目を終える。 この日は、夜中までガスって、富士山や夜景を見ることは出来なかった。 しかし、介山荘の食事がすごかった! 
 カレーライスと書いてあったので、これだけかと思っていたら、カレーの前菜がすごい! ポテトサラダ、野菜サラダの山もりと漬け物、デザートは3種類の超甘いブドウ! カラーライスは大変おいしく、お代わり何杯でもOKとのことだったが、会員全員が前菜で、おなかを満たしてしまいお代わりする人は無かった。 食事を大満足で堪能したが外は、ガスが掛かっており、夜景を見ることもなく、そのまま就寝。

【2日目】
 介山荘起床5:00→親不知ノ頭付近にてご来光5:48→介山荘6:10、朝食16:33、7:28発→熊沢山7:48
 →石丸峠7:57→小金沢山9:02着、9:30発→牛奥ノ雁ヶ原摺山10:10着、10:23発→パノラマ岩10:39→
 日川林道登山口10:39→大菩薩湖北岸12:31着

 今日は、最高に天気が良く、起床後に早速、ご来光と富士山を見に親不知ノ頭まで登り、日の出を待つ。 気温は5℃で、恰好はそれなりに防寒対策をしているが、手は手袋がないと結構、かじかむ。
 日の出前から富士山は、すそ野まで雲一つなく、美しいシルエットを見せてくれる。 
 日の出も最高! 夜が明けてからも、美しい富士山の撮影会となり、昨日までの見れなくて気落ちしていたのが一気に、テンションが上がり、笑顔満面。 ご来光と富士山を堪能して、介山荘に戻り、朝食となる。
 朝食も、味噌汁とご飯との情報だったが、出てきたものは、想像以上! 殆どの人が双子の卵(二黄卵)での卵かけご飯に、野菜サラダ、魚の佃煮、切り干し大根の煮物、オクラ、ゴボウ、マメ、黒花豆の甘煮、梅干し、漬け物にふりかけ、味噌汁と超豪華! 夕食、朝食込みで一泊9,000円は安くて最高でした。 食事を終え、出発前に大菩薩峠の標柱前で、ご主人に写真を撮ってもらい、介山荘を後にして、小金沢山、牛奥ノ雁ヶ腹摺山に向かう。

 途中の熊沢山、石丸峠までは、富士山が綺麗に見えたが、小金沢山に着く頃には、上空は張れているものの雲が掛かりイマイチ、この後の日本一長い山名である牛奥ノ雁ヶ腹摺山でも雲隠れしていて残念だった。
 牛奥ノ雁ヶ腹摺山から、日川林道に下り、大菩薩湖北岸Pへと下山した。 下山後、介山荘でもらった、「やまと天目山温泉」の割引券を使って汗を流し、ここで、遅がけの昼食をとり、関市への帰路となった。 途中、中央高速道の工事で2回、渋滞に遭い、遅くなったものの、富士山を見れたことで、疲れも吹き飛び、帰りの車中は疲れて寝てしまうこともなく楽しく、ワイワイガヤガヤ楽しい帰路となりました。 (C/L 鈴木記)         



ふくちゃん荘に到着
昼食で、きのこ蕎麦

かなり涼しくなっているが、まだ
かき氷がある

雷岩には人がいっぱい


ガスった雷岩前にて

大菩薩嶺直前に遭遇した鹿

国内御殿


妙見ノ頭にて

翌朝のご来光

富士山と大菩薩湖


富士山

親不知ノ頭手前の岩上にて

朝日で真っ赤に染まる会員


熊沢山と富士山

豪華な朝食タイム

大菩薩峠の標柱前にて


介山荘をバックに

熊沢山から小金沢山と富士山

石丸峠から小金沢山に向かう


小金沢山に向かう途中の岩場にて

小金沢山では雲が掛かり始める

小金沢山にて富士山をバックに


小金沢山にて

日本一長い山名の
牛奥ノ雁ヶ原摺山にて

小金牛奥ノ雁ヶ原摺山から

下山途中の縞枯れ地帯沢山にて


縞枯れ地帯を日川林道へと下る

小金沢山と牛奥ノ雁ヶ原摺山

のピンバッチ(介山荘にて購入)

冬山合宿 茅ヶ岳・金ヶ岳(山梨県)
 日本二百名山・甲信越百名山・山梨百名山・甲州百名山・日本千名山
2025年2月21日・22日予定